会話のコツ①

会話は言葉のキャッチボールではなく、気持ちのキャッチボール。

どんな人でも、自分の気持ちを聞いてほしい。

人は誰もが「自分の話を聞いてほしい」「気持ちを分かってほしい」という思いを抱いている。それは希望などという軽いものではなく、本当に熱望。

一方、話すときは自分の気持ちをちょっぴり伝える。

 

本当の聞き上手は、質問より「待つこと」を優先する。

なぜなら質問は、質問者の「聞きたいコース」に話し手を誘導するものであり、話しての「話したいコース」から外れてしまう可能性があるから。

 

 オウム返しは、語尾に「♪」をつけて、気持ちを乗せて返す。

 

「大変ですね」「よかったですね」は使わず、「楽しみですね」「幸せですね」「期待できますね」のような共感の言葉を増やす。

 

沈黙を共有する。

アイコンタクトして「大丈夫」という気持ちを伝えて、「次の会話までの休憩時間」と考えてゆったりしている。(視線をよそに向けておく。)

 

質問するときは相手の「気持ち」に目を向ける。

人は気持ちを刺激されると、とたんにイメージがふくらみ、そこから「エピソード」が噴き出てくる。

質問のコツは、エピソードを引き出すこと。

 

「ムッとすることもあるでしょう」と問いかけると、たまっていたものを吐き出すように、一気にいろいろなことを楽しそうに話してくれる。

 

「楽しかったですか?」と相づちを入れるより、「楽しかったんでしょうね」と入れた方が、相手は話を広げやすい。(応用例)「お忙しいですか?」より「お忙しいのでしょうね」、「彼氏(彼女)はいるのですか?」より「素敵な方がいらっしゃるのでしょうね」。

 

「その時はどんな気持ちでしたか(どんな気持ちなのですか)?」

 

会話は、常に相手を主人公にしながら展開していくと、だれでも楽しくなっていろいろなことを話してくれるようになる。

 

「どうでした?」は漠然としていて答えにくい。

相手の気持ちにアプローチして、共感の質問、相手を主人公にする質問をするとよい。

 

どんな話題でも使えるフレーズ

まずは共感する。

5W1Hを尋ねる。

気持ちに焦点をあてた質問をする。